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Posted by naturum at

2023年06月25日

第6世代の謎解き ~ Penn SPINFISHER VI 8500 ~


今回はオールドではなく…現行モデルのお話。ワタクシ、Pennのリールが大好きでして、現行(に近い)モデルをいくつか実釣投入しています。ベイトキャスティングなら "SQUALL" 。スピニングなら "SPINFISHER" を好んで使っています。トップ画像にあるとおり、新しめのSPINFISHERの所有数はそこそこ多いですw

所有するSPINFISHERのほとんどは第5世代のSPINFISHER Vです。このモデルこそ SPINFISHER の最終進化型だと(個人的に)思っていまして、最初に買ったSSV4500は使いはじめて、すでに10年ほど経ちます。ボディーは傷だらけですが全く壊れる気配なし。カヤックフィッシングで海水にドボンも何度かやりましたが、水没で錆びることもドラグ性能の劣化も無し。

SPINFISHERシリーズの第5世代以降は、メーカー側でカヤックフィッシングでの使用をかなり意識していて、防水性能にはこだわりがあるようです。SPINFISHERに限らず、主力モデルのSLAMMER IV なども、カヤックフィッシング需要は高く、PENN公式でもカヤックフィッシングに言及しています。カヤックアングラーのフィールドテスターも何人かいるようですね。



さて、じつは今年から大型のSPINFISHERを使うようになりました。ターゲットは…クロマグロです。今年はマグロキャスティングのデビュー年なんです。今回は(元)真鯛艦隊の江口船長のプレジャーボートに乗船させていただきマグロを追いました。


マグロタックルに選んだモデルはSPINFISHER V 7500。PE6号-300mサイズです。


本体重量はけっこうありますが、マグロキャスティングロッド (PENN SLAMMER ROD) とのバランスが良く、キャストもルアー操作も扱いやすいです。そして何といってもフルメタルボディーの安心感はやはり良いです。


幸運にも初釣行でクロマグロ(?)をヒットに持ち込むことができました。5kgに設定したドラグを一気に引き出すスピードとパワーはさすが!最強魚種(?)


その正体は10kgサイズ(メジ)でしたが…w

でも10キロとはいえ想像以上に引きが強いです。SPINFISHER Vの "HT-100 スラマードラグ" の性能を実感する良い機会にもなりました。残念ながらこのメジサイズのマグロは持ち帰ることはできませんでしたが…。(水産庁の漁獲制限で30kg未満はリリースが義務付けられています)



1本目のマグロタックルは扱いやすさを重視してPE6号クラスで組んでいたのですが、日本海のマグロキャスティングタックルの主流は8号クラス以上。遊漁船では最低6号300mと言われていますが、乗船するアングラーの多くは8号がメインだそうです。そしてほぼ全員が2タックルを持ち込みます。ライントラブルなどで貴重なチャンスを逃さないように、というのが理由だそうです。




画像左:SSV7500 画像右:SSVI8500

そんなわけで、ぼくも2本目のタックルは8号で組むことにしました。大好きなSPINFISHER Vはすでに廃盤になっているので、現行モデルのSPINFISHER VI 8500を選んでみました。といってもVIも販売開始から4年経っていますけどね…w


Vとのちがいは、防水性がさらに高まってIPX5になったことと、若干の軽量化を実現しているようです。性能面ではVもVIもほぼ同等と思っていたのですが…


え!? ドラグシステムの仕様が変わっていました



なんと、スラマードラグが廃止されていました… スラマードラグとは、スプールの上下にドラグワッシャーを配置したDura-Dragとも呼ばれるものです。この発明の元祖はPENNで、日本の大手釣具メーカーも似た構造のドラグシステムをフラッグシップモデルに搭載していたりします。S社のス○ラとか…。


このスラマードラグのおかげで、リールを海水にドボンと落としてもドラグへの海水の侵入は無く、大径のドラグワッシャーが強力かつ高性能なドラグシステムとなっていたのですが…SPINFISHER VIでは、同社のBATTLEシリーズと同じドラグシステム(グレードダウン)になっていました。PENNの現行モデルでスラマードラグ (Dura-Drag) を採用しているのは SLAMMER IV 以上のモデルです。(いつのまにかSPINFISHER よりSLAMMERの方が上位モデルになっていたんですねw)

この仕様変更はちょっと…どうなんだろ?というのが正直な感想でしたが、PENNの "HT-100ドラグワッシャー" はもともと高性能なドラグを実現していたわけなので、そうネガティブにとらえることも無いのかもしれません。じつは4年前に SPINFISHER VI が販売開始されてすぐに最小サイズのSSVI 2500を買いました。(このときスラマードラグが無いことには気付きませんでしたw)このSSVI2500で鰤を釣ったことがあるのですが、エギングで使うようなサイズのリールなのにドラグは良く効いてくれました。HT-100ワッシャーは良い仕事をしてくれていたといえます。



SPINFISHER VIについて同じことを感じたヒトの動画がありましたw
↓このヒトもスラマードラグの廃止の批判と、防水性はVも同等、だからVを買うほうがお得といっています。


この動画のコメント欄にPENN社が長文コメントしていることも興味深いです。PENNによればスラマードラグの廃止はコスト削減ではないといっていますね。



何はともあれ、SSVI8500は後日実釣投入するので、その時に何らかの答えが出るのだと思います。クロマグロがヒットするかどうかは運次第ですが…w



スラマードラグが欲しければ、素直にSLAMMER IVを買えば良いわけですが、SPINFISHER VIはデザインが気に入っているんですよね。見た目はコッチがいいw ドラグが不満で、もし買い替えるとしたら、SPINFISHER Vを買うかもしれません。



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Posted by Fishbone at 17:43Comments(0)FISHING TACKLE

2021年12月27日

新餌釣り専科 その2… ~ 釣武者マイティーアーム ~


前回のブログ記事でふれた ロッドホルダー を実釣で使ってみました。




釣武者マイティーアーム
メーカーサイトでは、「レジャー椅子、クーラー、手すりパイプ、取り付け簡単な万能タイプの竿受け。お好みの竿位置で簡単に取り付けできます。」…と商品説明されています。オカッパリ用の万能竿受けということですね。


画像には写っていませんが、スキマー140のサイドトグルハンドルにクランプを取り付けています。これがドンピシャなポジションで、シットオン姿勢で "完全フカセ釣り" をやるための、理想のセティングだと確信しました。ベイトキャスティングリール、センターピンリール…どちらも安定してしっかり固定できます。潮流や風向きに合わせてロッドの向きを調整しやすいところも良いです。

これは良い!マジで使いやすいです!

この日は、数年に一度レベルの強い寒波が来ていて、雲で少し日射しが陰るだけでも、かなりの寒さでした。



強い寒波の最中、反応してくれたサカナは…良型のキビレ。ここで釣れるキビレは美味しいんです。この日唯一の貴重なお持ち帰りとなりましたw

そして…この時期には珍しいクロマグロの幼魚…メジマグロです。最初は季節外れのソーダガツオかと思っていたのですが、ランディングしてみると…メジ。
※これは採捕禁止魚種なのでリリースしました。

偶然ヒットしたものですが、たとえ死んでしまっても海に返さなければいけない魚種として(期間限定で)規制されています。魚体から出血していたので、できればキープしたかったのですが、規程では "海からの持ち帰り" を厳しく制限しているのでそれに従いました。この画像の魚体の他にもメジがヒットしてしまい…一時はポイントを移動しました。

クロマグロ採捕規制に関する情報は 水産庁 の案内をご覧ください。



さて、カヤック完全フカセ釣りのタックルや艤装は、だいたいカタチになってきました。釣り人というのは、すぐに次の欲が出てくるので、これが完成形とは言い切れませんが、いつも通っているポイントに限っていえば、ほぼ満足のいく仕様になりました。


じつは魚探も新しく変わっているんです。画像ではわかりにくいですが、HONDEX PS-611CN ll に買い替えました。

振動子は従来どおりの小型TD04A(200khz)です。数年前までは中深海の釣りに夢中でしたが、最近はすっかり疎遠になっています…。なのでDeepタイプでは無く、ノーマルタイプを選びました。BMOバッテリーも併用しています。これがバッテリーの持ちがとても良く、7時間程度の釣りでは、バッテリー残量インジケーターはFULLのままです。少なくとも僕の釣りスタイルでは、満充電で2回もしくは、それ以上は使えそうです。



HONDEX魚探はこれで3台目になります。PS-500Cに始まり、HE601-GPll …そして、今回のPS-611CNll。最新の魚探ではあるのですが、なんだかんだ原点回帰な気がしています。




今年の釣り納めは…と、あと一回の釣行を考えていたのですが、あまりの寒さ(寒波到来)に気力が低下し釣り納めは諦めました…。来年の初釣りに期待したいと思います…w 完全フカセにしようか?それともアマダイ、鬼カサゴを狙った流し釣り? 餌釣り専科、まだまだ続きそうです。


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Posted by Fishbone at 17:49Comments(0)FISHING TACKLEKAYAK FISHINGSkimmer140

2021年12月12日

新餌釣り専科 ~ FUN TOOL 黒王 その他完全フカセタックル ~


今年のカヤックフィッシングは餌釣り(完全フカセ釣り)ばかりしています。コロナ禍釣り自粛明けの秋〜冬はフカセタックルしか持ち込まない釣行が続いています。今回はカヤック完全フカセタックルのセッティングのお話です。


まずは Abu Garcia AMB 5501SLC のアップデート。市販のカスタムハンドルに換装しました。カーボンシャフトのクランクハンドルです。Ambassadeur Sシリーズは、旧シリーズから設計がガラリと変わっていますが、ハンドルは互換性があります。つまりABU , ダイワ系のハンドルなら交換OKです。


5501SLCに組み合わせるラインも新しいものにしました。YGK SINKING 4 BRAID。シンキングPEラインです。前回のGOSEN・リミテーション磯PE・サスペンドより太い2号です。




早速実釣で使ってみました。印象としてゴーセンよりハリがあるPEラインです。シンクレートはシンキングとなっていますが、サスペンドタイプのゴーセンとあまり変わりない感じです。カラーがモスグリーンにレッドマーカーなので、視認性はあまり期待していなかったのですが、意外にも逆光の視認性が良いです。

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続いて、ニューリールです。


" FUN TOOL 黒王 " チヌ筏釣り用のセンターピンリールです。本当は " PRO-MARINE ARTIST 黒鯛 AK60L " をもうひとつ購入したかったのですが、あいにくの品切れ状態で、同等スペックの別のリール(FUN TOOL 黒王)を選んでみました。




サイズや機能は ARTIST 黒鯛 AK60L とほぼ同じなので使い勝手は変わりません。ちがうところを挙げるとすれば、黒王には "チョイ出し機能" があることでしょうか。クラッチレバーを前に倒すとチョイ出しになります。レバーを倒している間だけフリーになってレバーから指を離すとギアが接続される…。S社の高級チヌ筏リールでおなじみの機能ですね。…というか見た目もそっくり…w

それはさておき、やっぱりセンターピンリールのライン放出性能は良いですね。完全な潮止まりでも、フロロカーボンハリスとフックの重さだけでラインが出ていきます。ラインは以前5501SLCで使っていたゴーセンリミテーション磯PE・サスペンドを巻きました。


画像は効き潮タイムに釣ったオオモンハタ。潮止まりタイムに釣ったイラ。

潮が効いている時間帯にはラインカウンターAMB 5501SLC を使い、潮が緩いときはセンターピンリールのARTIST 黒鯛 AK60L(ナイロンライン)か黒王(シンキングPE)を使いわけていきます。


チヌ筏ロッドも同じものを2本揃えました。チタンティップの高感度ロッドにすっかりハマってしまいました…w ぼくがやる"カヤック完全フカセ釣り"は、潮がかっ飛んでいるようなポイントでは、まず釣りをしません。メインとなるポイントは通年潮が緩い湾内です。なので、筏用チヌタックルとの相性がとても良いんですよね。カヤックフィッシングではあるのですが、筏、カセの釣りに近いといえます。



カヤック完全フカセ釣りでは、無くてはならないアンカーシステム。これまでは水汲みバケツにロープを入れていたのですが、今回は手釣用リール "スーパーリールL" を導入してみました。ロープを長くとりたかったのが理由です。3mm径ロープを50m収納しています。昔からアンカーロープリールの定番として、多くのアングラーの間で使われていたのは知っていましたが、まさかこんなに使い易いものだったとは…もっと早く使っていれば良かったです…w

ちなみにランディングネットも小型(38cm)のものにしました。完全フカセ釣りのアベレージサイズに合わせたネットです。ぼくが通うポイントでは30cm前後の小中型サイズ(食べて美味しいサイズ)がほとんどで、大きくても40cm〜50cm。時には座布団エイやドチザメなんかもかかりますが、そもそもランディングしませんw カヤック完全フカセ釣りに限っては、こんなランディングネットでじゅうぶんなんですよね…。


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実釣にはまだ未導入ですが、ロッドホルダーも完全フカセ用のセッティングを模索中です。Scottyのロッドホルダーの角度調整に不満があって(特に横方向)日本製のオカッパリ用ロッドホルダーをセットしてみました。センターピンリールにはScottyのフライロッドホルダーをセット。


ベイトキャスティングリール用の台座が便利なんですよね。ホルダーの角度調整もカンタン楽チン…。日本製のロッドホルダーって使いやすいです。ホント♫





完全フカセ仕様というのもありますが、最近はカヤックの釣り偽装のシンプル化が加速しています。

餌釣り専科。小物釣り専科。サイコーですw


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Posted by Fishbone at 15:30Comments(0)FISHING TACKLEKAYAK FISHINGSkimmer140

2021年11月21日

完全フカセのAmbassadeur ~ Abu Garcia Ambassadeur 5501SLC ~


Abu Garcia
Ambassadeur S Line Counter 5501LC


Braking system: 4 pin centrifugal
Gear ratio: 5.1:1
Reel handle position: Left
Lighted digital line-counter
2 stainless steel ball bearings
Power Disk drag system
Compact bent handle and star
Synchronized level wind system



久しぶりにカヤックフィッシングタックルを追加しました。そして、これまた久しぶりのAmbassadeur。ABUでは珍しい(?)デジタルラインカウンター付きリールです。


最近、気になっていたPEラインも買ってみました。磯フカセ専用のPEラインです。ラインに張りを持たせナイロンやフロロと同等の沈下特性を持たせたものです。これをカヤックの完全フカセ釣りに使ってみたいと思っていたんです。
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ゴーセン(GOSEN) ライン リミテーション磯 PEサスペンド 150m
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早速、5501SLCに巻いてみました。このPEラインは通常のPEとちがいコア(芯)を中心に編み込まれたラインらしく、磯フカセ用のナイロンサスペンドラインに近い潮馴染みを実現しているのだそう…。ホワイトカラーに濃紺のマーキングは視認性が良さそうです。



リールの話に戻して…。5501SLCのデジタルカウンターはFeetとMeter表示を切り替えられます。旧型5500LCはFeetのみのアナログカウンターでしたから、かなり進化したといえます。しかも左ハンドルの設定がある!(←ここ大事)


画像は旧型5500LC。ULTRA CASTモデルにアナログカウンターを後付けした仕様でした。


旧型5500LCは、他のアンバサダーとのパーツ互換が多いのが利点でしょうか。画像の5500LCはドラグホイール、ハンドルは交換し、自作の可変マグブレーキを搭載しています。


さて、新型5501SLC。デジタルカウンター部分はユーザーフレンドリーな仕様で好感が持てます。電池は自分でカンタンに交換できます。コンビニで買えるCR2032 (3V)コイン電池ってとこも良いですね。コレって大事なことだと思うんですよ。昔買ったダイワIt'sというカウンターリールは、メーカーにリール本体を預けないと電池交換ができない仕様だったんですよね。(自分でできなくはないですが、基本メーカー修理扱いです)




5501SLCをバラしてみました。Ambassadeur S というシリーズは、Abu Garcia ラウンドリールの廉価モデルの位置付けで、旧来のULTRA CASTモデルとは設計が違うようです。少し前の旧モデルとのパーツ互換はほとんどありません。



スプールまわりは同社の非円形リールRevoシリーズに近い構造でしょうか。スプールとシャフトが一体化した非ウルトラキャストです。シャフトベアリングの取り外しはRevoと同じくCリングを外す必要があって少々面倒ですが、コグホイールを外すのと同じ手間と考えれば、シャフトピン止めのベアリング外しよりはだいぶマシですね…。この仕様は個人的には好きです。



いちばん良いと思ったのは、ナント…このリール、アンチリバースがDog式なんです。IAR嫌い(?)の自分としては嬉しい仕様だったり…♫



スプールの円周2ヶ所にデジタルカウンターのセンサー用(と思わしき)パーツが埋め込まれています。コレ…磁石です。もしかしたらマグブレーキとしても機能させられるかもしれません。(じつはマグブレーキとして機能していたりして…w)

遠心力ブレーキのブロックは4点式。ぎゅっと押し込むとロックされてブレーキが無効になる構造です。最近のAbuリールは全部コレなのかな…?

お約束ですが…出荷時の新品はブレーキブロックまでグリスでべっとりですw 釣行前に遠心力ブレーキまわりとレベルワインダーのウォームシャフトのグリスをしっかり落としておきましました。



Ambassadeur S は、フレームは樹脂製…(?)。メカプレートはダイキャスト(鋳造)製です…。なんか不思議な感じはしますが、やっぱりアンバサダーですw


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というわけで実釣投入してみました。まずはラインから。フカセ専用というだけあって、いつものフニャフニャPEとはちがい、ラインに適度な張りがあって使い勝手が良いです。潮流との同調も良いかんじです。50cm間隔の濃紺のマーキングが思いの外、見やすくラインの動きが良くわかります。メンディング操作はナイロンやフロロの方が扱い易いかな…。PEラインであることには違いないので、雑に扱うとロッドティップにラインが絡みます。ナイロンよりは気を使う必要はあります。…といってもフツーに使っているぶんには問題ありません。

5501SLCの方は…慣れ親しんだ5000番ABUです。普通のABUリールですw ライン放出はセンターピンリール…とまではいきませんが、じゅうぶん実用範囲内です。緩潮や潮止まりの時はラインを引き出しながら、仕掛けを送り込む補助操作が必要になりますが、フカセ専用電動リールなども、それは同じなので問題は無いです。それより何よりラインカウンターはやっぱり便利ですね。アタリのあった数値(距離)がわかるというのは、次の仕掛けの流し方や回収ポイントをイメージしやすく安心感があります。

遊漁船の完全フカセ釣りでは、大型の電動リールを使うことが多く、2馬力ボートのアングラーも電動リール、もしくはカウンター付き手巻きリールを使うのが定番とされています。そういう意味では5501SLCをカヤック完全フカセに使うのは、王道なタックルセッティングといえるでしょうね。



4点遠心力ブレーキのおかげか、置き竿の不意のアタリでもバックラッシュすることはありませんでした。この日は22mライン(カウンター読み)でシュッーーーーーン!といつものアタリが集中しました。カウンター読みで20mあたりから(アタリに備えて)意識を集中していれば置き竿でも大丈夫でしょう。


カヤックフカセの定番魚種、真鯛です。



駿足なソーダガツオに勢いよくラインを引き出されても、バックラッシュはありません。さすが4点遠心力ブレーキ。





今回は、5501SLC + フカセ専用PEを使った完全フカセのみの試釣でしたが、本当のねらいは…1本のタックルで、ティップランエギング…そして、カワハギ釣り、完全フカセ釣り、といった特殊な釣りに対応できるマルチパーパスなタックルを目指しています。現在いろいろ模索中です…。なんとなくイメージできてきたんですけどね…。


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2021年06月02日

カヤックフィッシング用・新センターピンリール Ver.2 ~ Pro-Marine Artist 黒鯛 AK60L ~



PRO-MARINE ARTIST 黒鯛 AK60L

今シーズンからカヤックフィッシングで筏釣用のセンターピンリールを使い始めたわけですが…台湾製リールの樹脂ボディーのたわみが、どうしても嫌で、フルメタルボディーのリールに買い換えました。高価なものではありません…お手頃価格なリール。いちおう国内メーカーのものです。





プロマリン・アルティスト黒鯛AK67L というモデルです。プロマリンとは " 浜田商会 " が展開する釣具ブランドです。クオリティーの高い釣具を安価に提供する、市場の評判も高い釣具ブランドです。

アルティストAK67Lのスペックは、筏・カセ専用 プロスペックモデル 糸巻量(号-m):3号-100m ギア比:4.2:1 自重(約)g:210 ベアリング(ボール/ローラー):6/1。

このリールを選んだ理由はメタルボディーであることと、ドラグがついていること…。台湾製の PAlaemon のようなアンチリバースドラグではなく、日本の筏リール独特のハンドルリバース(ダイレクト)ドラグです。ABU 5000D とか、ディスクドラグのフライリールと同じ仕様といえばわかりやすいでしょうか。ハンドルを巻いているときはダイレクトリールとして機能するのでドラグは効きません。ハンドルを逆転させるときにドラグが機能します。設定のしかたはベイトキャスティングリールやスピニングリールより弱めのプリセットドラグにして、あくまでダイレクトファイトの補助的な使い方をします。



…というわけで、人の少ない平日の短時間テスト釣行です。すでに日も高く、かなりゆっくりめの出艇でした…w



これは良いです!クリッカーが無いのを気にしていたのですが…ダイレクトドラグがあれば無くても平気です。このクラスのリールのライン放出のフリクションの少なさは素晴らしいです!横着して置き竿にしているときに、サカナのアタリで勢いよくラインが引出されてもバックラッシュの心配はほとんどありません。さすが筏専用リール。当たり前ですが筏竿との相性はバッチリです。



短い時間でしたが、サカナの反応もそこそこありました。小型サイズはすべてリリースして、キープサイズのみ持ち帰りました。画像の他に丸アジも数匹遊んでくれました。



釣ったサカナは美味しくいただきました。




ぼくのカヤックフィッシングで使うセンターピンリールは、筏タックル(プロマリンアルティスト)と巻物タックル(バイキングGSレバーブレーキ)の組み合わせがあれば広く使うことができます。ライン放出性能の高さと、バーチカルからキャストまで使える汎用性が便利で癖になります…w



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Posted by Fishbone at 19:30Comments(0)FISHING TACKLEKAYAK FISHINGSkimmer140