2021年03月13日
魅惑のラチェットカスタム ~ ABU Garcia Cardinal C5 ~

ABU Garcia Cardinal 5 (C5)
今回はちょっと新しめのタックルです。
Made in JapanのカーディナルCシリーズ。1984年モデルです。C3 ,C4 ,C4X ,C5 の4モデルのラインナップで、製造は愛知県の " 瑞穂機械製作所 " が担っていました。オリムピックやピュアフィッシングの復刻カーディナルも瑞穂製ですね。画像のC5は通称グリーンラインと呼ばれる前期型で、のちのマイナーチェンジで意匠(ラベルデザイン)と、ラインローラーのパーツ構成が変更されました。
ウチのC5は、90年代に主にシーバス用に使っていました。当時、京浜運河とか、湾奥ではさっぱり釣れなかったのですが…渡船で沖堤防に行くことをおぼえてからは釣果が上向き、シーバス釣りが楽しくて楽しくて…♫ 東京湾の野島堤防や第二海堡はまさにシーバス天国でした。

当時のぼくのシーバス釣りのスタイルは、キャストしたらタダ巻きがほとんどで、巻きの釣りが中心でした。他にもリールを持っていましたが、カーディナルC5のウォームギアの巻き心地がとくにお気に入りでした。いろんなシーバスルアーが売られていましたが、安定のラパラCD5〜CD9を使うことが多かったです。

C5は1台を使い潰してしまって…画像のC5は僕にとって2台目になります。
Cシリーズのグリーンライン(前期型)は、ラインローラーの横の溝にラインが引っかかりやすい欠点を持っていました。C4に8lbラインの組み合わせで使っていたことがあるのですが、それは酷いものでした…。 ですが、不思議とC5はそんなトラブルは皆無でした。ラインローラーは同じ構造のはずなのに…。シーバス釣りでは10lb〜12lbの太めのラインを使っていたこともトラブルとは無縁だった理由かもしれません。なので、僕的にはCシリーズの傑作機はC3でもC4でもなく " C5 " なのです…w

画像は、カーディナル44(オリムピック復刻版)とC5の比較です。どちらも瑞穂製カーディナルなので、ボディー形状やサイズはまったく同じ。(いくつかの)パーツ互換もあります。
カーディナルCシリーズの開発のコンセプトは、クラシックデザインに当時の最新の機能を搭載することでした。スカーテッドスプール、減速オシレート、左右両用ハンドル…など、最新の仕様を取り入れつつも、伝統のウォームギアの巻き心地は日本製になっても健在でした。また、一目でカーディナル…とわかる外観上のデザインが、このシリーズの人気が衰えない(?)理由なんだと思います。
カーディナルファンの間では、インスプールだったら良かったのに…とか、トーション式ベイルスプリングが片側1個しかなくて折れやすい…とか、このサイズで減速オシレートはいらないんじゃない?…とか、サイレントストッパーの遊び多すぎ…とか…いろいろツッコまれているようですが…、ぼくには " C5 " という絶妙なサイズ感がすごく相性が良く、こればかり使っていました。ボディーサイズは4とまったく同じで、頭 (スプール) だけ大きいのが良かったんだと思います。
ウチのC5はこんなカスタムをしています。動画にしてみました。音を聴いてみてください。
ラチェットストッパー仕様です。じつはコレ…瑞穂カーディナル44のストッパーパーツをまんま移植しました。渓流アングラーの間では、カーディナルC3カスタムの定番とされるやつですね。これで湖水のグリグリメソッドもいけます♫
関連記事 2021/03/07

カヤックフィッシング・ブログ集
サーフ・ベイトキャスティング ~ ABU Atlantic 303S ~
最強クラス! Zoom 4 ~ ABU Atlantic 474 Beachcaster ~
先進機構の海神 ~ A.F.Meisselbach Neptune ~
釣りキチ三平を再現 ~ 50th anniversary special edition O池の滝太郎 ~
釣りキチ三平を再現#18 〜DAIWA 7125HC〜
キャスティングリール普及への変遷 ~ Compac SIERRA IV ~
最強クラス! Zoom 4 ~ ABU Atlantic 474 Beachcaster ~
先進機構の海神 ~ A.F.Meisselbach Neptune ~
釣りキチ三平を再現 ~ 50th anniversary special edition O池の滝太郎 ~
釣りキチ三平を再現#18 〜DAIWA 7125HC〜
キャスティングリール普及への変遷 ~ Compac SIERRA IV ~
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。